4月のイベント

人間将棋

江戸時代末期にこの地を治めていた織田藩の家老・吉田大八が武士達の内職として奨励した将棋駒の製造が現在全国の95%を誇る生産地となっている天童市で開催される「天童桜まつり」のメインイベントが「人間将棋」である。

天童織田氏が戦国の覇者織田信長の子孫であったことにちなんで、甲冑武者達が将棋の駒となり、市内の桜の名所舞鶴山山頂に常設されている巨大将棋盤で対局を行う。2日間に渡り行われる対局は、初日に女流棋士、2日目は男性プロ棋士が先手・後手で鮮やかに色分けされた武者駒達を指揮して真剣勝負を繰り広げる。

毎年、解説者も含め、有名棋士達が招かれていることから、多くの将棋ファンからも注目されている。また、対局中、駒達が動く際にその種類の違いにより打ち分けられる「王将太鼓」の演奏も見どころの一つとなっている。